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「あれ？？　帰ってきて早々どうしたの？？」

『いや、今からケーキをつくろうかと思ってな…！！』

「ガトーのケーキかぁ…　きっとうまいだろうなぁ！！」

『まぁ、毎日メシを作ってるからな。　きっとうまくできるだろう。』

「じゃぁ楽しみに待ってるよ！！　それまで俺は本でも読むかな…！」






『コウ、できたぞ。』

「えっ！！本当？？　食べていい？？」

『あぁ。　その代わり、残さず食えよ？？』

『はい。』

「わぁ～。　なんだかあんまりかいだ事のない匂いだなぁ…！！」

『まぁな。これはあまり売店にはでてないからな。』

「そうなのかぁ～。　じゃぁ！！　いっただっきまぁ～す！！！」

パクっ！！

「……。」

もぐもぐ。

『じぃ～　………。』

「………………。」

……。



「うん。　えぇっと、本の続き読みながら食べようかな！！」

『そうか。』

………。



『じぃ～　……。』

ペラ　ペラ　(コウがページをめくる音。)



『……コウ。何故食べんのだ？？』

ギクっ！！

「えぇっとぉ～、実はガトーが帰ってくる前にホットケーキ食べちゃってさぁ…」

『にんじんがまずいならはっきりそうと言えばいいだろう。』

「っ！！？　やっぱこれ、にんじん入ってたの？！！　ひどいよ、ガトー！！　僕がにんじん嫌いだってこと知ってるだろう？！　帰ってきて早々何か作ってると思ったら僕をいじめるために…！！」

『ブチン。』

『コウ。もう一度言ってみろ。』

「だぁ～か～ら～、僕をいじめたかったんだろ！！？　本当ひどいよなぁ…」

『貴様ぁっ！！』

『私はお前のことを思ってキャロットケーキを作ったんだぞ！！　いつもいつもにんじんを残しよって！！』

『私はコウににんじんが食べれるようになって欲しくて作ったのだぞ！！』

『なのに、いじめだと…？？』

「わわわわわ、　あっあのぉ…　ごめん。」


「でも…　嫌いなものは嫌いなんだ。」



カチーン　Σ(＝▽＝怒)



『もういい！！』　

バスっ！！　(コウの口の中ににんじんを入れる音。)

『罰としてにんじんまるごと食っていろ！！！』




－ＥＮＤ－


仕事帰りにガトーは「子どもでも食べれる野菜のお菓子レシピ」という本を買ってきたんですよｗｗｗ

いやぁ、本当にやさしいなぁｗｗｗｗｗ

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